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栗本動物病院ブログ

飼主さんの目

動物の体には、いろいろな寄生生物がいます。宿主が元気なうちは それほど問題なく共生しています。宿主が弱ると問題が起きてきます。身近な犬・猫では、ノミ・ダニにたかられて皮膚炎をおこしてしまいますが、ノミ・ダニ予防薬を使うとよいと思います。

この辺りでは、最近ハエを見る機会が減りましたが、ハエウジ症になる動物が年に数例あります。怪我や、高齢になって動きにくかったり、毛玉がひどくて皮膚が見えない動物の体にハエが卵を産み、ウジがわくことがあります。ウジは最初は小さいので発見しにくく、成長して大きくなったウジを見つけて驚いて病院に連れてこられることが多いです。その時には、皮膚がただれ、ウジが皮膚に穴を開けて痛々しい状態です。ちゃんと治療すれば回復しますが、そんな状態にしないことが良いことです。ハエウジ症の一番の予防は飼主さんの目です。

 

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